こんにちは、たこまろです。
今回はFXの2つある注文方法、
指値注文と成行注文どちらが良いか?
というテーマでお届けします。
FXの注文方法は大きく分けて2種類
FXトレードをする場合は注文を出してポジションを保有するわけですが、
注文方法は大きく分けて2つあります。
指値注文と成行注文です。
簡単に説明しておくと、
成行注文は現在価格で注文を出してポジションを持つ注文方法です。
一方、指値注文はあらかじめ指定した価格に注文を出し、その価格に達したら注文が執行される注文方法です。
オススメは指値注文
先に断っておくと、正解はありません。
人それぞれトレードの時間軸もスタイルも違いますから、
自分のスタイルに合った注文方法を利用するべきです。
ということを踏まえた上で、私のオススメは指値注文です。
「なかなか成果を上げることができない」
「つい安易なトレードをしてしまって、損失を出してしまう」
そういった方にもぜひ指値注文の活用を今一度検討してみてください。
指値注文のメリット
早速指値注文のメリットを挙げていきましょう。
- シナリオを立てる必要がある
- しっかり「待つ」ことができる
- 損失が予めわかった状態でトレードできる
- リスクリワードの良いトレードを実現しやすい
シナリオを立てる必要がある
FXをやる上でシナリオを立てる、つまりチャートの右側がどうなっていくかを考えることはとても大事です。
シナリオのイメージを作るのは簡単ではないのですが、
日頃意識してトレードするか、わからないからと言って意識せずに行き当たりばったりトレードをするかでは
大きく違ってくるはずです。
そんな重要なシナリオ構築ですが、
成行注文だとシナリオについて考えることを怠ってしまうケースがあります。
たまたまチャートを開いたタイミングがチャンスに見えて(気のせいのことが多い)、
「お!チャンスだ!それ!エントリー!!」
と飛び乗り注文をした経験はないでしょうか?
しかもそういう時って上位足の環境認識をしていなかったり、
マルチタイムフレーム分析を怠っていることが多いと思います。
成行注文をするとこういう「安易なトレード」をしてしまうリスクがあるのです。
指値注文なら複数の時間足を確認してしっかり環境認識をし、
「ここからこう動いたらエントリーしたいな」
とシナリオを立てた上で指値を置くんですよね。
これはスキャルピングでもスイングトレードでも同じことだと思います。
ついつい「安易なトレード」をしてしまう方は
一時的でも良いので成行注文を封印するのも良いと思います。
しっかり「待つ」ことができる
「待て!」と言えばお利口なワンちゃんの基本所作ですよね。
人間もワンちゃんを見習いたいところなのですが、
これが意外と難しいんです。
チャートを開いて価格が勢いよく動いていると
「今トレードしないと機会損失だ!」
という気がしてついついトレードしてしまう・・・
「強い水平ラインが割れたからきっと伸びるぞ!ブレイクエントリーだ!」
と言って飛び乗り、結果的にヒゲで終わって大損・・・とかね。
そもそもブレイクエントリーは損切りが広くなりやすいので、
個人的にもあまりオススメはしません。
強いラインをブレイクしたなら、戻りをしっかり待ってからエントリーしたほうが
損失も抑えられるし確度も上がります。
そう、この「戻りを待つ」というのがとても大事。
例えば、強いサポートラインをブレイクしたから下目線とか、そういう見方は良いと思うんです。
私も基本的にダウ理論でトレンド分析をするので、
よくそんな感じで考えています。
ブレイクしたから即エントリー!
ではなく、
ブレイクしたから反発を待ち、戻りを狙って指値を置いておこう
という感じで考えられるかどうかかなと。
そう、指値ですよ。
これも自然とシナリオを立て、ちゃんと待ち、指値が約定したらトレード成立となります。
もちろん、そのまま戻ってくることなくグングンと値が伸びてしまう事もあります。
そういう時に「もったいないことをした!」と思うのはご法度でしょう。
「目線は合ってたから、また次のタイミングを待とう」と如何に思えるかが大切です。
指値トレードは嫌でも「待つ」ことになるので、
待てない方には強くオススメしたいところです。
損失が予めわかった状態でトレードできる
細かいことを言ってしまえば成行でも瞬時に損切りラインに達したときの損失額を計算し、
そこからロットを導き出してエントリーすれば問題ありません。
ただ、急な値動きに飛びつくようにして成行エントリーしてしまった場合、
そんな余裕があるでしょうか?
きっとないと思います。
特に初心者のうちはなおさらです。
これは資金管理の話にもなってきますね。
指値トレードではしつこいようですがシナリオをしっかり立てた上で指値注文を出し、
その際に損切りラインも決めます。
許容できる損失額はいくらくらいで、損切り幅はこのくらいだからロットはこれだな
という感じでしっかり計算し、資金管理を落ち着いて行うことができます。
飛び乗ってロット計算も損切りラインの確認もせずエントリーすると、
思わぬ損失を食らうことになりかねません。
いざ含み損を抱えると「え、こんなにマイナスになってるじゃん・・・」と絶望し、
損切りラインを決めていないが為に損切りできない、なんてことになったら最悪です。
そのまま大損失になったり強制ロスカットの火種にもなり得るので、
もし成行エントリーをする場合も必ず損切りラインや基準はしっかり設けておきましょう。
リスクリワードの良いトレードを実現しやすい
先ほど「ブレイクエントリーは損切り幅も大きくなりやすい」と伝えましたが、
損切り幅が大きくなる=リスクリワードが悪くなるということです。
リスクリワードが悪いトレードの場合、高い勝率を上げていかないと資金は増えていきません。
何が言いたいかと言うと、行き当たりばったりの成行エントリーで資金を増やしていくというのは困難であるということです。
一方、成行注文は損切りラインもしっかり決め、計画を立てた上でエントリーを行います。
そうすると損切り幅も無駄に広く取ることはないでしょうから、
自然とリスクリワードも良くなりやすいのです。
リスクリワードについてはまた別の記事で書こうと思いますが、
とにかく「成行エントリーで無闇に損切り幅を広げるなら指値にしたほうがパフォーマンスが安定するし安定するし良くなると思うよ」
って話です。
収支がコツコツドカンになってしまうのが悩み・・・
という方は指値注文を活用できているか今一度振り返ってみてはどうでしょう?
まとめ
以上、指値注文のメリットについてまとめてみました。
最後にもう1度メリットについておさらいしましょう。
- シナリオを立てる必要がある
- しっかり「待つ」ことができる
- 損失が予めわかった状態でトレードできる
- リスクリワードの良いトレードを実現しやすい
特に①シナリオを立てる必要がある、②しっかり「待つ」ことができる、
の2点は大事なポイントですのでぜひ意識しながら指値注文を活用してみてください。