こんにちは、たこまろです。
今回はみんな大好きTradingView(トレーディングビュー)で過去検証をする際に
知っておくと便利な裏技(?!)について紹介します。
TradingView(トレーディングビュー)は表示できる過去のローソク足の数量に限界がある
チャート分析をするときに利用するチャートって
ほとんどの方がTradingView(トレーディングビュー)かMT4だと思います。

MT4は過去のチャートデータも制限なく遡って閲覧することができますが、
TradingView(トレーディングビュー)は表示できる過去チャートのローソク足の数に限りがあります。
例えば、日足であれば2022年1月17日時点で1993年まで遡って閲覧可能です。

一方、1時間足をチェックしてみると・・・

はい、この記事を書いている2022年1月17日現在では、
1時間足は2018年1月2日まで確認することが可能です。
先ほどの日足に比べると表示できる限界量がかなり少なくなりましたね。
では、もっと短い5分足はどうでしょうか?
見てみると・・・
2022年1月17日時点で、
なんと2021年10月11日までしか表示することができません。

このように、TradingView(トレーディングビュー)では表示できるローソク足の数が
各時間足でそれぞれ限りがあります。
短期足では過去1年分すらも見ることができないので、
過去検証をしっかりやっていきたいと考えると
正直物足りなさを感じます。
ずっと遡ったりしないまでも、
例えば1年前のある日の4時間足が気になり、
5分足も確認したいけど表示できない・・・
といったことが起こり得るわけですね。
そんな時に、完璧に補えるわけではないですが
TradingView(トレーディングビュー)でもローソク足の表示を限界突破する方法がありますので、
そちらについて紹介していきます。
リプレイ機能を活用してローソク足の表示量を限界突破

ズバリ、TradingView(トレーディングビュー)に搭載されている
リプレイ機能
を活用してローソク足をさらに表示することができます。
リプレイ機能についてはまた別記事を作成したいと思いますが、
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイ機能を使って
どうやってローソク足の表示を増やすかというと・・・
- チャートの表示を限界まで表示します。
- チャート画面上部の「リプレイ」を選択し、
表示されているチャートの最後のローソク足にリプレイの設定をする
こちらは先ほどのユーロドル5分足ですね。
「リプレイ機能」を押すと青いバーを好きな場所に設定できますので、
表示されているチャート画面の最後のローソク足に合わせて設定します。
そうすると・・・

わかりますでしょうか?
先ほど表示されていた最後のローソク足は2021年10月11日6:00の足だったのですが、
リプレイ機能を使って表示が切り替わった最後のローソク足は2021年10月9日5:55となっています。
週末を挟んでしまってわかりにくいのですが、
ちょうど1つ前のローソク足以前が表示されているわけですね。
そして、そのまましばらく遡ってまたチャートを見ることができます。
リプレイ機能を使ったことにより、
通常スクロールして見れるローソク足の表示量が
さらに増えたわけですね。
リプレイ機能により表示されたチャートはどのくらいの期間が表示されたのか?
ちなみにこのままリプレイ機能によって表示されたチャートが
どこまで表示されているのか遡ってみると・・・
2021年7月5日6:00の足まで表示されました。
最初、リプレイ機能を使わない通常の状態で表示されるローソク足の最大量と
だいたい変わらないくらいの量が表示されています。
リプレイ機能はさらに利用することができる
リプレイ機能を使って5分足のチャートが
最初は2021年10月11日までしか表示されていなかったのが
2021年7月5日まで表示されるようになりました。
これ、さらに同じ方法で7月5日以前のチャートも表示することが可能です。
こちらは先ほどのリプレイ機能を使って
7月5日まで表示させたユーロドル5分足です。
リプレイ機能を利用するとリプレイ機能をいじるバーが出てくるのですが、
そのバーの1番左(赤い矢印)のところを選択します。
「ジャンプする」を選択するとまた青いバーが出てくるので、
最初と同様に表示されている1番最後のローソク足に合わせます。
すると・・・
はい、また先ほど同様に7月5日より前のチャートを表示することができました。
こんな感じで、繰り返しリプレイ機能を使うことで
通常では閲覧できないチャートも見ることができます。
最大何回まで「ジャンプする」を使えるか?
では、リプレイ機能の「ジャンプする」を使って過去チャートの表示を増やすのは
何回までできるのでしょう?
先ほど2回まで試しましたが、
続きをやってみると・・・

3回目で「開始ポイントはチャート再生には遠すぎます」と表示され、
現在チャートに戻ってしまいました。
ということで、リプレイ機能を使ってチャート表示を限界突破することができるのは
2回まで
となります。
まとめ
以上、TradingView(トレーディングビュー)で表示できる過去のローソク足の量を限界突破する方法について、
解説してみました。
過去検証は誰しもすべきことだと思いますが、
そもそも過去チャートが表示できないとお話しにならないですよね。
TradingView(トレーディングビュー)は15分足以下など短期足では表示できる期間が限られますが、
リプレイ機能を使うことである程度は表示できる期間を伸ばすことができます。
TradingView(トレーディングビュー)の裏技的豆知識として頭の片隅にでも置いておくと
役に立つことがあるかもしれませんので、
ぜひお試しください。

