こんにちは、たこまろです。
今回は、美術品に投資ができるANDARTについて紹介していきます。
ANDART(アンドアート)とは
ANDARTは2018年9月に設立された株式会社ANDARTが提供しているサービスです。
まだ会社が設立されてからも1年半ほどですので、
またまだ新しいですね。
経営陣を見てみると、
CEOの松園さんはサイバーエージェントの出身です。
主要株主もサイバーエージェント 藤田ファンドとなっています。
で、どんなサービスを提供しているのかと言うと、
価値ある美術品を一口単位で購入することができる美術品投資のサービスを展開しています。
例えば、不動産などは以前から一口から購入できて1つの物件を共同で所有するような形態がありますよね。
不動産を買うとなると数千万単位になることがほとんどですが、
なかなか1個人で不動産を所有するのができない方もたくさんいらっしゃいます。
そんな方でも、一口1万円とかで不動産を所有して、
価値が上昇したりすればその恩恵にあやかれるサービスは以前からあります。
ANDARTはその不動産が美術品になったバージョンみたいな感じです。
美術品は時の流れとともに価値が上がることが多々ありますので、
今後価値が上がるであろう美術品を購入することができれば資産価値が上がり、
結果的に資産を増やすことができますよね。
不動産同様、美術品も高価なものですから
それを個人で所有しようとすると大変です。
美術品は「美術品ローン」なんてありません(笑)
購入するなら基本的に現金一括になってしまうでしょう。
そう考えると、不動産より美術品のほうがさらに購入するハードルが高いんですよね。
ANDARTなら価値ある美術品のオーナーに1万円からなることができる
(画像:ANDART公式より)
1万円から一級品の”オーナー”に
をキャッチコピーに掲げるANDARTは
ハードルが高い美術品投資がなんと1万円から始めることができます。
ANDARTの作品選定
いくら美術品を低額から共同で保有できたとしても、
その作品自体が微妙だったり価値が上がらないと
本来の「キャピタルゲインを得る」という目的が達成できないですよね。
肝心な作品選定については、
国内外の販売実績を分析し、独自の審査基準を満たした作品のみを選定。プロフェッショナルのアドバイスの元、国内外のギャラリーやコレクターから出品された作品を取り扱っています。
ANDART公式より
とされています。
審査基準やどんな方からのアドバイスかは具体的にわからないのですが、
そこは明かせないというのは当然といえば当然でしょう。
私も美術館などは好きですが、
ぶっちゃけ美術品の価値だとか今後どんな作家の作品が
価格上昇していくかなんてさっぱりわかりません。
ANDARTの取り扱われている作品については
下記で見ていきます。
ANDARTで作品のオーナーになると優待が受けられる
本来の目標は共同保有した美術品の
価格上昇=資産価値上昇
ですけど、ANDARTの優待も美術品好きには魅力的です。
「特別展示会のご招待」「公共展示時のオーナー名表記」など作品/保有率ごとに設定された優待を通じ、共同保有ならではの新たなアートの体験価値を提供します。
ANDART公式より
優待内容は保有率(出資額)によって変わります。
例えば、2020年1月31日現在で取り扱われていて出資も可能な
アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)のリズ(Liz)を見てみましょう。
オーナー権保有者全員
- 希望するとサービス内でオーナーとして名前を掲載
- 希望するとパブリック展示の際に名前を掲載
- デジタルオーナー証明書の発行
5万円以上保有
- オーナー限定展示パーティーへ参加できる
11万円以上保有(全体の1%以上)
- アート情報の定期配信メールを受け取れる
55万円以上保有(全体の5%以上)
- 作品運営へのアンケートへ参加できる
- 会員カードの発行
- 都内で開催されるアートセミナーに無料で参加できる
110万円以上保有(10%以上)
- アートキャリア20年以上のプロの方に
家族や友人も同伴可能なアートギャラリーツアーを提案してもらえる
330万円以上保有(30%以上)
- 作品のレンタルができる!(審査と条件付き)
以上のような優待を受けることができます。
正直どっちでもいいような優待もありますが、
5万円以上のオーナー権を保有しているとオーナー限定展示パーティーに参加できるというのはかなり魅力的な気がします。
アートセミナーや、アートのプロの方にアートギャラリーツアーを提案してもらえるというのも
特別感があって良いですよね。
投資や資産運用としてだけでなく、
よりアートを楽しむという要素もANDARTは強くて
好きな人にはたまらないのではないでしょうか。
優待内容は変更することもあるようです。
ANDARTはまだ新しい会社ですので、そういった変更の可能性は大いにありえそうですね。
ANDARTで取り扱われている作品
2020年1月31日現在、オーナー権を購入できる作品は2つあります。
1つはBarry McGeeの「Untitled」。
(参照ページ)
そしてもう1つがAndy Warholの「Liz」です。
オーナー権の購入額は作品によって異なるようですが、
こちらの2作品はどちらも一口1万円から購入できます。
ANDARTのホームページで過去に販売された作品もチェックすることができますので
ぜひ確認してみてください。
保有しているオーナー権を売却するには
オーナー権の購入はANDARTサイトから手続きをすることができます。
それでは、売却したいときはどうなるかと言うと、
まだ現時点ではそこのシステムは確立されていないようです。
「よくある質問」にも記載されているのですが、
今後は会員間での売買機能がリリースされる予定で、
そこで手放したいときは売却をすることが可能になるようです。
まだ売買機能がどのようなものになるかはわかりませんが、
株式の売買に近いようなイメージかもしれませんね。
ANDARTの今後の発展に期待
以上、ANDARTについて紹介してみました。
まだ売買機能がリリースされていないので、
まずは売買機能がどのようになるかを見ていきたいと個人的には思います。
やはり投資は出口が肝心ですからね。
美術品を不動産のように小口で所有できるという発想はとても面白いですし、
美術品の今後の価値上昇も作品によっては十分にありますから、
取り扱い作品が増えたりより使いやすくなることを楽しみにしています。
https://mile-oishii.com/line-one-coin/